『言ってはいけない 残酷すぎる真実』 橘 玲|この本は子をもつ親は読むべき!
『言ってはいけない 残酷すぎる真実』 橘 玲
この本は声を大にして言ったほうがいい。
特に子供をもつ親は読んだほうがいい。
目次
I 努力は遺伝に勝てないのか
1:遺伝にまつわる語られざるタブー
2:「頭がよくなる」とはどういうことか――知能のタブー
3:知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に堕ちる人
4:進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
5:反社会的人間はどのように生まれるかII あまりに残酷な「美貌格差」
6:「見た目」で人生は決まる――容貌のタブー
7:あまりに残酷な「美貌格差」
8:男女平等が妨げる「女性の幸福」について
9:結婚相手選びとセックスにおける残酷な真実
10:女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?III 子育てや教育は子どもの成長に関係ない
11:わたしはどのように「わたし」になるのか
12:親子の語られざる真実
13:「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実
この本は進化論、遺伝学、脳科学の実験データから世間ではタブーとされていることに切り込んだ内容となってます。
どの内容も僕的にはすごく面白かったですが、やはり親として一番興味深かったのは、行動遺伝学の子育てや教育は子どもの成長に関係ないというところ。
いやー、これは衝撃的じゃないですか??
だってこれ言ってしまったら今巷で流行っているような、子どもはこう育てろだの、これはいいだの悪いだのという教育論は全部関係なくなっちゃうよね?
だって子どもの成長に影響するのは遺伝と環境だけ。
しかもこの環境は親が育てる環境(共有環境)ではなく、家庭以外の友達とかの(非共有環境)であって、育児などの家庭の環境はほぼほぼ関係ないという研究結果が出てる。
これはマジで今までの教育論ひっくり返してしまう内容です。
そしてこの本を読んでて僕は、今離婚して子供と離れたのはある意味正解なんじゃないだろうかという思いになりました。
だって共有環境では子どもの成長にほぼ影響はないけど、非共有環境では子どもの成長に影響あるんだから!
ロバート キヨサキの「金持ち父さん 貧乏父さん」
の金持ち父さんのポジションになれるんじゃね?
うん。そこを目指そう。
まあ、親が離れて非共有環境になるのかどうかはわからんですが・・・
個人的に研究してみましょかね(笑)
ということでこの本は新しい発見に満ちた内容になってますし、子どものいてる親は是非読んでいただきたい。
そして、子どもと離れてしまった親にはちょっとした心の救いにもなるんじゃないかなと思います。